SFCを「修行」ではなく普通に「旅行」で獲得できる! というお話しを実績をもとに展開しています。
いわゆる「タッチ◯回」とかをやらずとも、
・すべてを旅行で獲得することはできるのか?
・コストってどれくらいかかるのか?
・どうやって予定を作っていくのか?
みたいなことを整理しました。
SFCを獲得したいみなさま! これは、もちろん、いわゆる修行なんかしなくても獲得できます!

当ブログへお越しいただき、どうもありがとうございます!
私は、普通も普通な一般人でも実施可能な豊かなコトを、日夜、追求・探究している、昼から飲む🍷ソロ活オトナ女子👩ベネ活家✨です。
そろそろSFCが欲しい!
けど、修行って意味あるの? というか、SFC修行って何? 修行しないと取得できないの?…という疑問をお持ちの方って、多いのではないでしょうか。
2020年の新型コロナ発生を境にSFC修行はなかなか実施が難しくなっていましたが、2022年10月の水際措置緩和を仕切り直しとして、再びSFC獲得に間口が広がってきましたよね。
ここでは、私が「修行をせず」「普通に旅行で」SFCを獲得した詳細をお話ししていきますね。
私がSFC獲得を目指したワケ・・・SFCとは?おさらい

SFC = スーパーフライヤーズカードは、それ自体はクレジットカードです。
ただし、通常のクレジットカードの審査で発行できるカードではなく、ANAの会員属性であるプラチナサービスメンバー以上になった時に、その「証」を以って発行できるクレジットカードです。
ANAのプラチナサービスメンバーのベネフィットが、ほぼそのまま、クレジットカードを保有している限り受けることができる…というのが、SFC会員なんですね。
プラチナサービスメンバー以上ってどうやってなるの?・・・
これは、プレミアムポイント(PP)という飛行機に搭乗することによって貯まるポイントを、とある1年度(1月〜12月)に50,000プレミアムポイント(5万PP)以上獲得することで、プラチナサービスメンバーというランクになることができるんです。
だから、そのプラチナサービスメンバー = 1年度に5万PPを獲得するために、飛行機に乗りまくる必要があるわけですね。
ちなみに、誰でも知っているマイルというのはプレミアムポイントではありません。
ポイ活が市民権を得た昨今、マイルを貯めるのに長けた人、というのは増えてきたと思いますが、マイル貯めとは、基本ルールも獲得ハードルも少々訳が違います(笑)。
さて、私がSFC獲得を目指した理由というのは、以下の3点です。
どんな理由なんだ!と思うかも知れないですが、まあ、これくらいの理由ですね^^;

「SFCとは?」「SFC修行とは?」をリファレンス的に解説されているブログなどはたくさんあります。
SFCについて基本事項を知りたい方は、是非、検索してみてください。
ここでは、とにかく「実践編(但し、アウトローw)」として解説していきます!
SFCを”修行”せずに獲得するための前捌き

私はプラチナサービスメンバーに必要な5万PPを獲得するためのフライトについて、自分にマッチする方法がきっとある…という仮説のもと、「どのように建て付けるか?」を徹底的に考え、練りに練り、獲得を目指しました。
SFC獲得のための【行程建て付け方法】
前提をこの2択で仕分けしました。
SNSやネット記事では後者の考え方 = 獲得コスト(お金・時間)が掛かるものだ…という前提で、修行として実施している方が多いと思います。
「◯◯タッチ」という手法で、羽田⇄沖縄 プレミアムクラスで8回とか9回、1日2往復できるので最短4〜5日(週)使って○万PPまでは到達する…みたいなフローのものです。
しかし、飛行機に搭乗してどこかへ出掛けるわけですから、これがすべて旅行だったら素敵ですよね。
だから、この2択を掲げて、「旅行」を選択できるように考えていったのです。
SFC”修行”ではなく”旅行”になる【コンセプトのねん出】
私はいわゆる「弾丸旅行」が好きなので結構実施しする方です。
ですが、SFCを獲得するためのプラチナサービスメンバー”修行”というコンセプトで行く「弾丸旅行」と、旅自体が弾丸であるが故にエッジが効いている「弾丸旅行」、というのではちょっと訳が違うな…と考えていました。
だからといって、ANAが提起するレギュレーションの最大時間 = 1年間を利用してプラチナサービスメンバーの獲得を目指し、行く旅・行く度、2泊3日や3泊4日の旅行をしていたら工数が高くなり、費用も相当嵩んでしまいます。
いわゆる”修行”はしたくない、でも、プラチナサービスメンバー = SFC獲得を完全に度外視した贅沢旅行・休暇旅行ばかりをしている場合でもない・・・
よって、絶妙にその中間の文脈を持つ旅を計画することにしたのです。

毎日のようにプランを組み立て・組み直し…結局、行程の確定までに約1ヶ月ほど掛かる結果に。。。
獲得コストの上限を試算【予算策定】
考え方だけを確定しても、実際の行程をシミュレーションすることはできません。
それは「予算」の決まりが無いからですね。
シミュレーション作業を開始したのち「予算をできるだけ安く!」的な数字では無いスローガン基軸では行程作りが難しいことが分かりました。
理由は「どうなったら安いのか?」という定義がないから。
そこからは、「◯◯万円までなら出せる!」という予算上限金額を策定しシミュレーションを再開、全行程を組み上げました。
獲得までの全行程に「行きたいところ」という【ニーズの反映】
いきなりカミングアウトしちゃいますが、「修行にしたくない!」というコンセプトを確定したにも関わらず、シミュレーション作業をしていると「このフライト、弾丸・修行じゃん(笑)」っていう行程をなぜか引いちゃうんです(笑)
何度やっても「◯◯タッチ」的なフライトを組み込んでしまう(笑)
5万PPまでへのパズルですから、よく活用されている方程式に則ると組み上げ作業がしやすいんですよね。
いかんいかん…ということで、「行きたいところ」という「行き先出し」を、いちからすることにしました。
「行きたいところ」を自分の心の赴くままにアウトプットし、その「行きたいところ」をどういう順番で、どこからどこへのフライトで行くのか、それが比較的効率的に5万PPに到達するためには・・・という手順を決めて作っていきました。
このアウトプット、めちゃめちゃ大事です!
「行きたいところ」という前提がSFCまでの道のりを楽しくしてくれます。
ANA「プラチナサービスメンバー」の5万PPを貯めた費用&ルート

では、費用について、私のリアルな実績を公開します。
実施したのは2019年度になりますので、この記事を公開した2022年では完全にレートが変わっているので、あくまで参考として認識していただければ。。
費用合計と獲得単価分析
結論から記載すると、プラチナサービスメンバーまでの獲得単価 = PP単価は16.5円という結果になりました。
ただし、一部、仕事での出張が入ったので、私自身の実質の費用負担だと12.1円。
そして、費用合計金額は607,760円!!
「旅行を楽しみながら獲得するプラチナサービスメンバー」としては、成績優秀なコストだったと思います。
出張が入るかどうかは不確実でしかなく、一般的に再現性もないので、ここでは16.5円で語っていきたいと思います。

2019年時点でSFC獲得のトレンドであった「シンガポールタッチ」「沖縄弾丸往復繰り返し」などは結局一切しなかったので、当然、コスト = PP単価は上がる結果に。
ただし、結果として、獲得までに行ったすべてのフライトに満足してますねー。
使った手法は海外発券
まずは、実際に私が設計したプランをお見せします。
その手法は海外発券というモノです。
私は、ベースが「東京・羽田(HND)」です。
例えば、東京・羽田スタートでどこか海外に飛んで、その飛び先の都市から、東京・羽田経由のストップオーバーで別の都市へ行く航空券を購入する方法が、ここでいう海外発券です。
海外発券と言っても、どこか海外の都市に行って航空券を購入する…という必要はなく、ANAのwebサイトから購入できます。
出発地を海外の都市で選択し購入すれば、それが海外発券となります。

フライトプランの解説
発券: プランのスタート地点 ← これがすべてを決めると言ってもいい(笑)
私が海外発券に使った国・都市は、すべて「韓国・ソウル」です。

海外発券でSFC修行をする人にしては、珍しい都市の選択だと思います。
なぜなら、日本ベースの場合、韓国路線は距離が近いためプレミアムポイントの獲得効率が悪いんです。
それでも海外発券すべてをソウルにした意図は、もちろん「行きたいところ」だから。
5万PPを世界一周で獲得する…とでもしない限り、海外発券する都市には複数回に渡って行く必要があります。
「”修行”にしない = タッチしない」コンセプトなわけですから、何回行ってもいいところ、むしろ、何回でも行きたいところ…があれば、そこがよいわけです。
私は2011年以降、年に4回くらいソウルへ行っていて、2017年には最高の7回/年訪れるほどだったため、PP獲得効率が悪いとわかっていても、海外発券のすべてをソウルにしたのです。
C: 通称「挟むフライト」 ← これが最終的にPP単価に跳ね返る
海外発券のフライトをスタートさせるには、当然ながら、最初の1フライト目で海外発券の都市まで行かなければなりません。
行って〜帰ってくる復路のフライトが海外発券分行程のスタートですから、この1フライト目の往路は、机上では片道となります。
ここで失敗しないためには、片道航空券の取得をしないこと。
国際線の片道航空券というのは総じて値段がかなり高いため、片道航空券を投下してしまうとPP単価がかなり上がってしまいます。
では、どうすればよいのか?…というと、海外発券分の行程を「最初の1フライト目」と「最後の帰国フライト」で
挟めばよいんですね。


私は全行程を設計した段階で、海外発券分のみの行程で5万PPまで到達するよう組み上げることができました。
これは、挟むフライトでのPP獲得は無くても大丈夫…ということです。

そこで、この挟むフライトはANAマイルでの特典航空券を使いました。
前述通り、日本〜韓国路線はPP効率が悪く、このフライトは絶対に日本発券になってしまうため、割り切って無料の特典航空券を活用しPP単価を下げたのです。

この挟むフライトの注意点ですが、、、
私は、羽田からの往路便に搭乗する際、ANAのカウンターに呼び出され「ビザを保有しているか?」を確認されました。
これは、この航空券の復路便が12月で観光ビザ免除にならないため、搭乗する前に確認が入ったのです。
この時、私は当然「D」の航空券を持っており、これを提示することで羽田→ソウルの往路便に搭乗できたのです。
もし、「D」の航空券をまだ発券してなければ、搭乗できなかったかも知れないので、要注意です。
D〜G: プランの極み「ストップオーバー利用の目的地」
それでは、海外発券した航空券の目的地 = 行きたいところを見ていきます。
- 旭川
- クアラルンプール(KL)
- パリ
旭川
「旭川」目的地の航空券は、ソウル往復がビジネスクラス、羽田⇄旭川はエコノミークラスでした。
AirDo便になってしまったので、国内線のプレミアムクラスが無かったんですね。
それでも国内線としては距離がある路線なので、PP数はそこそこ叩き出しています。
羽田⇄ソウルのビジネスクラスは「わざわざビジネスにする必要があるのか…」というくらいフライト時間が短くもったいないわけですが、ここはPPを獲得するため、割り切って楽しみました。
価格的には、国内線の羽田⇄旭川の往復航空券が一般的な値段と比較して無料で付いてくるに近いと思います。

クアラルンプール(KL)
「クアラルンプール(KL)」目的地の航空券は、ソウル往復・KL往復ともにすべてビジネスクラスで発券しました。
私が5万PPまでに搭乗したフライトの中で、このKL往復が一番良いクラスで長くで移動したフライトです。
東南アジアは深夜便があるので早朝到着して初日を朝から活動できるのですが、ビジネスクラスで行けばそんなに過酷ではなく、マレーシアは比較的治安がよいので行きやすいと思います。
「タッチ」で活用されている都市なのでPP獲得効率も申し分ないですし、海外発券方式で推進したい方は組み合わせたいフライトですよね。

クアラルンプール国際空港のスターアライアンスラウンジってかなりラグジュアリー&ビッフェも充実&広々してゆったり…という感じなので、ビジネスクラスなどで行くと本当にコスパがよいです。
私は、当初、海外発券の都市としてKLも検討していました。
KLを海外発券の都市として、ソウルを目的地にする行程です。
しかし、何度も行かねばならない…となると都度旅程の長さが必要になり、普通の会社員ではなかなか組み上げるのは難しいと思います。

パリ
「パリ」目的地の航空券は、ソウル往復がビジネスクラス、羽田⇄パリ往復がプレミアムエコノミーで発券しました。
このフライトの費用総額の内、約15万円程度をANA SKY コインで賄いました。
ANA SKY コインとは、ANAの航空券、ANAが販売する旅行商品に充当することができるオンラインのクーポン・ポイントみたいなモノです。
5万PP獲得までの航空券プランはSFC獲得年度と決めた当初にすべて組み上げる必要があります。
このフライトの航空券は「クアラルンプールへ行った頃に購入しよう」と決めて予定通りに購入しました。
これは、この時期までにある程度ANAマイルが貯まって、ANA SKY コインに最高利率で転換できると試算していたからです。
よって、このパリまでの航空券のPP獲得単価は圧倒的に安くなり、この航空券分で全体のPP単価を下げる形となりました。
SFC修行において、日本⇄ヨーロッパも決して効率がよい路線ではありません。
ヨーロッパは、プレミアムポイントのボーナスポイントが付与されない路線のため基本レートで計算、単価が高くなってしまいます。
また、”修行”として訪れるには時差も大きく、旅程にゆとりがないと実現しづらいエリアでもあります。
それでも私は「行きたい場所」としてパリをピックアップしたので、プランにプロットしました。
羽田⇄パリをビジネスクラスで発券することも検討しましたが、そうなるとこの航空券は100万円近くの価格になってしまいます。
ソウル往復はビジネス、パリ往復をプレエコにしてKL往復航空券と獲得PPは同等ですが、旅程は長く必要。
それでも、どうしてもパリに行きたかったので、これも拘りましたね。

A・B・I: 偶然多かった「出張」
番外編となってしまいますが、プラチナサービスメンバー獲得の5万マイルまでに、仕事で3回の出張が投下されています。
この3往復分のフライトはもちろん自分では費用を負担しておらず、また、本当に偶然にも、なかなかPP獲得効率の良いフライトだったんですね。
エコノミークラスではあるものの株主優待割引運賃などのPP獲得が多いクラスで、羽田⇄福岡というフライト。
うち2回は日帰りですが、これは出張の予定が日帰りだった…ということで「タッチ」を目指したわけではありません(笑)
むしろ、同年の2月に「日帰り出張・福岡・立て続けに2回」という予定が確定した時点で、今年がSFC獲得の年かも…と自分の運気を悟り(笑)、そこから全体のプランを練った、という。。

私は、2月末〜3月で5万PPまでの行程を設計したので、4/1付けで獲得できるプレミアムメンバー事前サービスはまったく目指しませんでした。
獲得に際してすべてのベネフィットを得ようとすると、本当に全体プランを組み上げるのが難しくなるので、まあ「60点程度でいいや」という妥協も必要かと思います(笑)
必須準備アイテム・・・「ANAカード」が無いとはじまらない

ANA上級会員のプラチナサービスメンバーまでのフライトを「旅する」ことに決めたとしても、できる限りは費用は抑えたい・・・
プラチナサービスメンバー獲得までのフライトに必要なのは、それ用のANAカードです。

さすがに、”平”のANAマイレージクラブ会員では、プラチナが遠すぎると(笑)
「ANAカード」は複数枚持ち ← これが、実に、「絶対!」だった。。。
ANAカードを複数枚持ちする理由はいくつかあります。
私が実際に掲げていた理由3点を展開しますね。

ちなみに、私がメインで利用したANAカードは「JCB ワイドゴールドカード」。
選択の理由は、2019年の段階で、JCBワイドゴールドカードには限定色があり、ただただそれを使いたかった…という(笑)
年会費に対するサービスレベルでは「VISAワイドゴールドカード」「マスターワイドゴールドカード」という三井住友のカードが人気でしたが、現物がピンク色のカードという、F2に刺さるステイタス(笑)に流されましたね(汗)
カードの限度額を合計してキャパシティを把握
プラチナサービスメンバー5万PP獲得までの海外発券航空券の購入には、常に◯十万円という費用が掛かります。
さらに、海外発券では「1回行程クリアしてから次を購入」というわけにはいきません。
設計次第では、年度の最初に5万PPまでのすべての航空券を購入しなければならない…という可能性すらもあります。
「クレジットカード1枚で限度額が100万円以上ある」状態はそんなに一般的ではないと思います。
仮に、所得が多くて安定した企業等に勤めている…という場合でも、ビジターで発行されるカードの限度額は50万円程度で、クレジットカードによる購入実績を作ることによって限度額が上がっていく、という仕組みかと。
もし、年度の途中でカード限度額がいっぱいになってしまい航空券が購入できなくなったら、その時点でSFC獲得のgame overになる可能性は非常に高いと思います。
そこから、国内線でのタッチ方式に切り替えるのは難しいから…ですね。
私の例で説明すると、「通し券:F」の行程を遂行している時分に、次の航空券である「通し券:G」を購入したのですが、「F」の最終降機地が「ソウル」である限り、ソウルから羽田に帰国するための航空券が必要になります。

この時、手持ちのクレジットカードが1枚で買い物できる残額が少なく「通し券:G」の「ソウル⇄羽田⇄パリ」のような高額な航空券が買えなかった場合、
などの調整が必要になってしまいます。
クレジットカードのブランドを複数保有していれば、すべてのカードの限度額を合計した分まで購入できるので、1枚よりはキャパシティは広がります。

それでも足りない可能性ももちろんあるので、年度の最初にきちんと計算しておく必要があるとは思いますが。。。
国際ブランドを複数保有
私は、メインカードはJCBで、サブでマスターカードを使っていました。
これでほとんど使えない場所はない、と言ってもいいかと。

本当に個人的な感覚なのですが、日本国内ではVISAが一番使えるみたいに言われていますが、海外どこでも必ずVISAなら使える…ということは無い感覚があります。
ワールドワイドで考えれば、一番利用可能場面が多いのはアメックスな気がするのですが、日本国内がそういうわけにはいかないですよね。
海外発券方式でPPを稼ぐ場合、何カ国かに訪れて現地にも滞在します。
海外ショッピングでの為替手数料が一番安いと言われているブランドはマスターカードなので、海外で高額ショッピングをするならばマスターカードブランドがおトクかもしれません。
SFC獲得のためにいろいろな国に出かけると、単純にチェンジする手間は面倒になります(汗)
できるだけキャッシュを持たず、複数の国際ブランドのクレジットカードで乗り切る作戦も必要だと思います。

私は、海外に行く時、普通に日本円1,000円くらいしか持っていかないことがほとんど(笑)
それでも、困ったことってないですね。
国際ブランドが1枚しかないと、決済が通らない場所は結構あるので、食事できなくなったり、旅程が進まなくなっちゃいます。。。。
カード決済以外で、ANAマイルやANA SKY コインを獲得する方法もある
例えば、ゴールドカードを保有していて、お買い物100円 = 1ポイント(1マイル)が貯まるという基本ルールがあるとします。
この方程式でポイント(マイル)獲得の年間最大値を試算すると、
年収 ÷ 100 = 年間最大獲得可能ポイント
なんですね。
これは、獲得ポイントは年収を超えないということになります。

実際は年収すべてをクレジットカード決済できるわけではないですが、机上計算の最大値ではこうなりますよね。
ということは?・・・
おおよそ年間でどれだけポイント(マイル)が獲得できるのか?
は、年度の始めに分かり、
そして、
この程度のポイント(マイル)数の獲得では埒が明かない…
と分かってしまうことになるんです。
おおよその場合。。。
そう、それくらい、この試算ではじき出されるポイント(マイル)数というのは少ない(笑)

例えば、年収(手取り)400万円だと、
4,00,000 ÷ 100 = 40,000ポイント(マイル)
です。
この4万マイルをSFC獲得に活用するならば、前述した通りANA SKY コインに交換して航空券代金に充当させるわけですが、プラチナサービスメンバー5万PP獲得までの費用の1割程度にしかなりませんorz…
年収すべて使ってこれって…という。。。
そうなると検討したくなるのが、決済以外でポイント(マイル)を貯める方法です。
ポイント(マイル)は、現在ではかなりお金に近い存在のモノであり、それが貯まる手段として「決済」・・・つまり「痛みを伴う」というのが基本原理。
が、痛みを(ほぼ)伴わないで獲得できる手段が別にある、というのがポイント(マイル)です。
SFC獲得のために、いわゆる「ポイ活をやるかどうか」というのは、またそれはそれで壮大なミッションなので、一緒に考えてしまうと本当にプランが組めなくなってしまうと思います。
ここは、あくまでANAカードを複数持つという手段に特化して、その手段を手厚くするための策として決済以外でポイント(マイル)が貯まる方法もある…というのを覚えておくのがよいかと思います。

SFC獲得に動く時、どのANAカードを保有しておくか?…って本当にキモだと思います。
特に、国際ブランドを複数保有は、絶対中の絶対!だと思うのですが、意外と持ってない人が多いような。。。
知人などに、よく、「クレジットカードってどのブランドで発行するのがよい?」と聞かれるのですが、迷わず「今、なう、あなたが持ってないブランド!」と回答してますかね(笑)
SFC獲得ミッションにおける”失敗”と”学習”

SFC獲得・プラチナサービスメンバー5万PP獲得のための必須アイテムとして要ANAカードをお伝えしました。
そして、他に必須なモノは?…というとモノじゃないと思ってます。
必須なのは知見&技能ですね。
5万PPまでのフライトを構築するためのナレッジ&スキル。
私は、SFC獲得を検討開始から3年目(3回目)で実行したんです。
最初の1年目(1回目)から国内線利用のタッチ方式は検討しておらず、海外発券を軸に考えていました。
過去の2年(2回)、いずれも2月〜3月に掛けてプランを設計したのですが、2回とも知見&技能が足りずに全行程を構築しきれなかったのです。
今思えば、その時の敗因は以下のような点だと思います。
ひとつひとつ説明しますね。
費用計算
国内線タッチ方式をやるにしても、SFC獲得のための費用は安い買い物ではありません。
よって、簡単に全額をキャッシュで払う(決済方法としてクレジットカードを使ったとしても、持ち出しとしてキャッシュ)とするのは、それ自体が凄いハードルですよね。
そこで、主にANA SKY コイン(スカイコイン)を投入するわけですが、ANA SKY コインという世界は少々複雑なんですね。
ANAマイルからの交換レートは数多の条件が展開されており、ポイントなどからの直接交換も可能なので、それはそれでまた違う方程式が存在します。
じゃあ、そのポイントから1回ANAマイルを経由してANA SKY コイン(スカイコイン)に交換するとどうなるのか、ANAマイルに交換するのが強いクレジットカードとANA SKY コイン(スカイコイン)に交換するのが強いクレジットカードはどちらがおトクなのか…など、完全に数学なカリキュラムなんです(笑)

さらに、航空券購入に際して、ANA SKY コイン(スカイコイン)以外で安価にする方法が株主優待券です。
国内線限定にはなってしまいますが、これを金券ショップで調達の上、ディスカウントで購入した航空券は、ANA SKY コイン(スカイコイン)投下と比べると安いのか高いのか、労力的に見合うアウトプットなのか…等々、検討する材料の分母が広くなり過ぎて、おおよそすべての「転換方程式」の理解がないと、お手上げになってしまいます。
予約クラスの理解度
PPを獲得するためには特典航空券ではダメ…くらいは分かっているものの、ちゃんとお金を払って購入している航空券なら問題ないのか、というと全然そうではない…というのが予約クラス問題。
基本的に、格安航空券に属するフライトの予約クラスは総じてランクが低く、ほとんど勝負にならないんですね。
フライト回数をできるだけ少なく5万PPに到達させるためには?・・・
みたいな考察が走り、さらに、予約クラスがもっと複雑な国内線もマージすると、本当に毎日毎日プレミアムポイントシュミレーターを叩いて叩いて計算…となります。
それでも、私は最初の2年(2回)は答え導き出すことができず、挫折しました(笑)。

予約クラスについては、この「叩いて叩いて計算」を一定量やると、なんとなくレートみたいなものが自分の中で分かってきて、組み立てることができるようになると思います。
羽田⇄沖繩を5万PPに到達するまで飛んで大丈夫! 的な場合は、この知見は無くても良きかと思いますが…。
行く先となる海外都市の旅しやすさレベル
海外発券方式の場合、発券する都市へ何回か行く必要がある、と記載しましたが、この「発券する都市」が旅しやすいかどうか…も割と大事な項目だと思います。
例えば、みんな大好きハワイを発券する都市とするとします。
何回行っても楽しそうだし、いいんじゃないか、と。
しかし、ハワイは、SFC修行ではあまり旅しやすい都市ではないと思います。
理由は時差、そして、時差があることによる深夜便の設定です。
極端な話し、発券する都市は、海外発券航空券をスタートする目的で行くわけなので、このフライトにすごく労力を掛けている場合ではありません。
本命は、発券する都市から日本へ戻って来て、そこからスタートする最終目的地のフライトがPPを稼ぐわけですから、労力を掛けたいのはこちらのフライトです。

よって、かなり時差のあるハワイ・ホノルルを発券都市にしてしまうと、このフライトに複数日を要してしまい、コスパが悪いのです。
他にも、アメリカ航路はPP獲得レートが良くない…などもあって、みんな大好きハワイを発券都市にしたり、タッチしに行くケースは少ないのだと思います。

結局、失敗しないと正解が出て来ないんですよねぇ。実行できるプラン設計に3年掛かったのも、今になって思えば必然だった、と。
コロナ禍になってここ数年(2022年現在)は、頻繁にPP獲得2倍!などのキャンペーンが実施されているのですが、キャンペーンがあるから…と言って飛びつくのは得策ではないような気がしています。
その時点でベストなプランを設計できれば大丈夫ですが、組み上げが困難なようであれば、知見と技能のレベルを上げてから設計したプランでも、決して無駄は無いと思います。
SFCは「どのカード」で発行した?

私が発行したのは、ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアムです。
私が無事に5万PPに到達し、プラチナサービスメンバーになったタイミングは、設計プランより1フライト前のパリから日本に帰ってきた後でした。

予定より1フライト早く到達したのは、思いもよらず、対象者限定でPP獲得2倍キャンペーンが実施されたからです。
私はたまたまその対象者となったため告知が届き、すでに航空券は発券済だったもののエントリーののちにフライトを終え、5万PPに到達しました。
プラチナサービスメンバーになった時点で、SFC = スーパーフライヤーズカードを申し込みします。
もう、待ちに待っていたわけですから、速攻、申し込み用紙を提出しました(笑)。
そこでどのブランド・どのレイヤーのスーパーフライヤーズカードを発行するのか?という問題が発生します。
ブランドというのは、VISA・MASTAR・アメックス・JCB・ダイナースなどのクレジットカードの国際ブランドのことで、レイヤーというのは、一般カード・ゴールドカード・プラチナカード・プレミアムカードという会員のステイタスレベルのことです。
SFCというANA・スターアライアンスにとって特別なメンバーになったとしても、クレジットカード会員では一般…という”平”を組み合わせることも可能なんですね。
私が発行したANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアムのレイヤーはプラチナです。
JCBブランドにしたのは、プラチナレイヤーのカードだとJCBの年会費が一番安かったからです(笑)
年会費77,000円(2022年)ですが、当然、プラチナレイヤーはANAマイルの換算率がゴールドよりも高く、ゴールドより数倍の年会費を支払ったとしても、年間決済額の実績がそこそこあれば、逆に付与されるANAマイルで得すると計算しました(笑)
もちろん、決済額が一定以上いかなければ、ただただ年会費が高くついてしまいますが、他の付帯特典を利用すれば損するという感覚にはならないですかね。

SFC・スターアライアンスのステイタスの特典については、別途、記事を書きたいと思います!ここはとにかく獲得までのお話。。。
しかし、SFCを取得すると、本当にひとつ、努力の結晶が実った感ありますよ(笑)
まとめ
本記事では、以下について、備忘録・解説しました。
- SFCは、「修行」じゃなく「旅行」で獲得できる
- 「修行」にしないためには、要考え方の建て付け ← 別に難しくない!
- 海外発券にするならば、発券都市を決めるのがキモ
- ANAカードを複数ブランドで保有しないと、SFC獲得はイバラの道(だと思う…)
- フライト構築の知見&技能を会得しないと成り立たない(と思う…)
- SFCを発行する時が、実りを感じる時w
そろそろSFCが欲しい! と思っている方、ぜひ「修行」ではなく「旅行」で獲得を目指してみてくださいね。
「SFCは旅行でも獲得できる」という事例を知っていただいて、「SFC修行とかしたくない…だからSFCって持てないんだろうなぁ…」と思っていらっしゃる方に、ぜひぜひ、SFC獲得の可能性を感じてもらえたら、と思います!